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オール電化×太陽光発電で大幅電気代削減できる?おすすめの電力会社3選や費用・相場を解説!

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オール電化と太陽光発電を組み合わせている家庭で、「思ったより電気代が下がらない」「太陽光のメリットを活かしきれていない」と感じていませんか。

実は、太陽光発電と組み合わせる電力会社の選び方次第で、電気代に年間数万円もの差が生まれるんです!

オール電化住宅では、IHクッキングヒーターやエコキュート、床暖房など電気を使う設備が多いため、契約容量が大きくなりがちです。

そのため、基本料金や調整費の有無、時間帯別の単価設定などが、月々の電気代に大きく影響します。

また、太陽光発電で作った電気を自家消費する場合、電気を使う時間帯と料金単価のバランスが重要です。

卒FITを迎えた家庭や2018年以降にFITに加入した家庭では、売電単価が下がっているため、売るより自分で使ったほうが割安になるケースが増えています。

この記事では、オール電化×太陽光の組み合わせに相性の良い電力会社を3社厳選して紹介します。

それぞれの料金の仕組みや特徴、どんな家庭に向いているかを具体的に解説するので、自分の暮らしに合った電力会社を見つける参考にしてください。

「ソラマルセレクト」は太陽光発電や電気代節約の情報をわかりやすく発信しています。
お客様から寄せられた「電気代が高くて困っている」「どんな業者を選べばいいかわからない」といった悩みをもとに、少しでも解決のヒントを届けたいと思っています。

目次

オール電化×太陽光に最適!おすすめの電力プラン3選

オール電化と太陽光発電の組み合わせを導入している家庭では、電力会社選びが電気代に大きく影響します。

実は、電力会社の料金プランとの相性次第で、年間数万円もの差が生まれるケースも珍しくありません。

特にオール電化住宅は、IHクッキングヒーターやエコキュート、床暖房など電気を使う設備が多いため、契約容量が大きくなりがちです。

そのため、基本料金や調整費の有無、時間帯別の単価設定などが、月々の電気代に直結します。

また、太陽光発電で作った電気を自家消費する場合は、電気を使う時間帯と料金単価のバランスが重要です。

卒FITを迎えた家庭や2018年以降にFITに加入した家庭では、売電単価が下がっているため、売るより自分で使ったほうが割安になるケースが増えています

このセクションでは、オール電化×太陽光の組み合わせに相性の良い電力会社を3社厳選して紹介します。

それぞれの料金の仕組みや特徴、どんな家庭に向いているかを具体的に解説するので、自分の暮らしに合った電力会社を見つける参考にしてください。

わかりやすさと割引の豊富さが魅力|リボンエナジー

項目内容
プラン名リボングリーン
基本料金0円
固定従量料金22.00円/kWh(東京エリア)+0.01円/kWh~(市場価格JEPXに連動)
割引7種類の併用可能な割引
契約の縛り・解約金なし
供給エリア全国(沖縄県・離島を除く)

リボンエナジーは、基本料金0円・調整費0円・使った分だけの明朗会計が最大の魅力です。

オール電化×太陽光の家庭で「もっと電気代を下げたい」「自家消費をしっかり活かしたい」という方にぴったりの電力会社といえます。

電気料金は「固定従量料金」と「30分ごとに市場価格に連動する変動従量料金」を組み合わせた市場連動型を採用しています。さらに、マイページで翌日の市場価格が事前に確認でき、安い時間帯に「●」マークが表示されるため、初めての方でも運用しやすい設計です。

オール電化世帯では、契約容量が大きくなりやすく基本料金が高額になりがちですが、リボンエナジーなら基本料金がまるごと0円

燃料費調整額などの上乗せ料金もないため、使った分だけの明朗会計で安心して利用できます。

また、7つの割引制度を自由に併用できるのも大きな特徴です。

例えば、4人家族で持ち家、オール電化、太陽光発電、蓄電池を導入している場合、「マイホーム割引」「ファミリー割引」「オール電化割引」「太陽光割引」「蓄電池割引」が適用され、合計で2.64円/kWhの割引になります。

月に500kWh使う家庭なら、何もしなくても年間で約15,000円の節約につながる計算です。

リボンエナジーは、基本料金や調整費が0円で割引制度も充実しているため、使用量が多いオール電化世帯ほどメリットを実感しやすい電力会社です。

契約期間の縛りや解約金もないため、気軽に試せる点も安心といえます。

※市場連動型の料金の仕組みとメリット

市場連動型の料金の仕組みとメリット

リボンエナジーの最大の特徴は、「使った分だけ」の明朗会計です。電気料金は、固定従量料金と変動従量料金の2つで構成されており、再エネ賦課金(国が定めた全国一律の単価)が加算されます。この3つの項目のみで計算されるシンプルな料金設計が魅力です。

オール電化世帯では、必要なエネルギーをすべて電気で賄うため、契約アンペアも大きくなりがちです。

その分、基本料金だけでもかなりの金額になっているケースが少なくありません。

しかしリボンエナジーは基本料金が0円なので、この固定費を丸ごとカットできます。

さらに重要なのが「変動従量料金」です。この変動従量料金は市場価格(JEPX)と連動しています。市場価格とは、多くの電力会社が電気の仕入れを行っている日本電力取引所(JEPX)というマーケットの売買単価、つまり電気の仕入れ価格のことです。

市場価格は30分単位で変動しており、以下のような特徴があります。

  • 朝や夕方は高くなりやすい(需要が集中するため)
  • 日中や深夜は安くなりやすい(太陽光発電などによって供給が多い、または需要が少ないため)

例えば、ある日の市場価格を見てみると、最安値は0.01円/kWh(7時30分~15時)、最高値は14.14円/kWh(21時)でした。
東京電力エリアで最高値の時間帯に電気を使った場合

固定従量料金22.00円/kWh + 変動従量料金14.14円/kWh = 36.14円/kWh

となります。

一方、最安値の時間帯に電気を使った場合は、固定従量料金22.00円/kWh + 変動従量料金0.01円/kWh = 22.01円/kWhです。安い時間帯に電気を使うと22.01円/kWhになり、基本料金と調整費は0円ですので「22.01円×使用量」が従量料金になります。

オール電化世帯は、エコキュートやIHクッキングヒーター、床暖房など電気を使う設備が多く、契約容量が大きくなりがちで基本料金も高額になります。

さらに、使用量が多いため、燃料費調整額や電源調達調整費などの影響も受けやすく、電気代が割高になるケースも少なくありません。

しかし、リボンエナジーなら「使った分だけ」のシンプルな料金設計で、基本料金や調整費がゼロです

そのため、使用量が多いオール電化世帯ほどメリットを実感しやすい仕組みになっています。

※リボンエナジーと自家消費の相性が良い理由

リボンエナジーと自家消費の相性が良い理由

リボンエナジーの電気料金は、30分ごとに変動する市場価格(JEPX)に連動しており、「電気を使う時間帯」で料金が大きく変わります。この仕組みを活かすことで、太陽光で発電した電気を効率よく自家消費でき、電気代を大幅に削減できます。

引用元:リボンエナジー

市場価格(JEPX)は、日中(9時から15時頃)と深夜(23時~6時)が安い傾向にあり、朝(6時~9時)と夕方・夜間(17時~21時)は高くなる傾向があります。この価格変動にうまく対応するには、太陽光で発電した電気を「いつ使うか」がポイントです。

具体的な運用方法は以下のとおりです。

  • 日中の安い時間帯に発電した電気をすぐ使わず、蓄電池に貯めておく
  • 電気料金が高くなりがちな夕方・夜間に、蓄電池からの電力を活用する

例えば、単価の安い7時30分~15時の時間帯は、従量料金が22.01円/kWhです。この時間帯に発電した電気を蓄電池に貯めておきます。そして、単価の高い18時~22時の時間帯は、従量料金が36.00~36.14円/kWhになります。

ここで注目したいのが売電価格との比較です。卒FITの方の売電価格は7~9円/kWh、2018年以降にFIT加入の方は15~26円/kWhです。

売電した場合は7~26円/kWhだった電気の価値が、高い時間に自家消費するだけで36.00~36.14円/kWhの価値になります。

年間の売電量が2,500kWhの場合を計算すると、7~26円で売電した場合は17,500~65,000円になります。

しかし、自家消費に回した場合は約90,000円の価値になるため、年間で30,000円前後おトクになる計算です。

これが、オール電化×太陽光ユーザーにとってリボンエナジーが人気の理由です。

売るより自分で使う方が断然おトクになる仕組みを、誰でも簡単に実践できます。

※7つの割引がずーっと使えるおトク特典

7つの割引がずーっと使えるおトク特典

リボンエナジーでは、電気の使い方やライフスタイルに合わせて7種類の割引を自由に併用できるのが大きな特徴です。「オール電化割引」「ファミリー割引」「ペット割引」など、それぞれに該当すれば制限なく何個でも同時に適用され、しかもずっと継続して適用されるのがポイントです。

例えば、4人家族で持ち家、オール電化、太陽光発電、蓄電池を導入している場合を見てみましょう。この場合、「マイホーム割引」「ファミリー割引」「オール電化割引」「太陽光割引」「蓄電池割引」の5つが適用され、合計で2.64円/kWhの割引になります。

月に500kWh使う家庭であれば、500kWh × 2.64円/kWh = 1,320円の割引となり、年間では15,840円の節約につながります。

何も特別なことをしなくても、自動的に年間で約15,000円の節約になる計算です。

さらに、ペットを飼っている家庭や電気自動車を所有している家庭なら、さらに割引が上乗せされます。割引は契約期間中ずっと適用されるため、長く使えば使うほどおトクになる仕組みです。

基本料金や調整費がずっと0円で、契約期間の縛りや解約金もなく、割引制度も充実しています。

これらの点が、オール電化世帯に選ばれている理由です。

特に太陽光発電や蓄電池を導入している家庭なら、割引を最大限に活用できるため、リボンエナジーとの相性は抜群といえます。

新電力No.1の実績!|Looopでんき

項目内容
プラン名スマートタイムONE
基本料金287.09円/kW(東京エリア)
電源料金0.01円/kWh~(市場価格JEPXに連動)
割引なし
契約の縛り・解約金なし
供給エリア全国(離島を除く)

Looopでんきは、電力自由化初期からサービスを続ける新電力の老舗企業です。はじめての電力会社切り替えでも安心して選べる信頼性の高い会社といえます。

提供している「スマートタイムONE」は、JEPX(日本卸電力取引所)の価格に30分単位で連動する市場連動型プランです。電気の使い方を工夫すれば、しっかり電気代を抑えられる仕組みになっています。

基本料金はかかりますが、専用アプリの通知機能で「今が安い!」がすぐわかるため、節約チャンスを逃さず、自分で電気代をコントロールできます。

アプリを開けば、高い時間・安い時間がひと目でわかり、未来の電気代予測や目標金額との比較もグラフで簡単に確認できるのが特徴です。

Looopでんきは、特定の条件を満たすことで適用される割引は行っていません

その代わり、アプリや通知機能を活用し、時間帯別の電気単価を把握しながら使い方を工夫することで、電気代をしっかりと抑えられるのが特徴です。

オール電化世帯では基本料金が大きくなりやすいため注意が必要ですが、電力量料金の安さは使用量の多いオール電化世帯にとって大きなメリットになります。

特に、太陽光発電と蓄電池を持つ家庭では、発電・蓄電・消費を自分でコントロールできるため、電気代の節約幅が大きくなります

※今が安い!を逃さない料金の仕組み

今が安い!を逃さない料金の仕組み

Looopでんきの「スマートタイムONE」は、基本料金はかかるものの、調整費などの追加コストはなく、専用のアプリで電気料金を確認でき、管理しやすいのがポイントです。

料金は「基本料金」「電源料金」「託送従量料金」「サービス料金」の4つの項目で構成されており、再エネ賦課金(国が定めた全国一律の単価)が加算されます。

オール電化世帯では基本料金が大きくなりやすいため注意が必要ですが、電力量料金の安さは使用量の多いオール電化世帯にはメリットになります。

特に、安い時間帯を狙って電気を使えば、月々の電気代を大幅に削減できる可能性があります。

※アプリで電気代を賢く管理

アプリで電気代を賢く管理

Looopでんきでは、特定の条件を満たすことで適用される割引や、期間限定のキャンペーンは行っていません。その代わり、アプリや通知機能を活用し、時間帯別の電気単価を把握しながら使い方を工夫することで、電気代をしっかりと抑えられるのが特徴です。

引用元:Looopでんき

Looopでんきの専用アプリは、節約をゲーム感覚で楽しめる多機能ツールになっています。「でんき予報」では高い時間・安い時間がひと目でわかり、未来の電気代予測や目標金額との比較もグラフで簡単に確認できます。

アプリには使用量のグラフや、目標金額との差額表示機能もあるため、「今月はあと何円節約できそう」「先月より500円安くなった」といった成果が見える化されます。この見える化が、継続的な節約のモチベーション維持につながります。

特に、太陽光発電と蓄電池を持つオール電化世帯なら、アプリの通知機能を使って最適なタイミングで電気を使い分けることで、年間数万円の節約も十分に狙えます。

これらの点が、オール電化世帯に選ばれている理由です。

特に、「電気の使い方を自分でコントロールしたい」「アプリで手軽に管理したい」という方には、Looopでんきが最適な選択肢といえます。

昼も夜もライフスタイルに最適化|シン・エナジー

項目内容
プラン種類きほんプラン/シン・エナジー生活フィットプラン(昼・夜)/
プラン変更マイページから変更可能
初期費用0円
解約金0円
契約の縛りなし
供給エリア全国(離島を除く)

シン・エナジーは、日本全国10万件以上の契約実績を持つ電力会社で、再生可能エネルギーの地域貢献型開発にも力を入れています。

ライフスタイルに合わせて”選べる料金プラン”を用意しているのが大きな特徴で、昼が安いプラン、夜が安いプラン、バランス型プランなど、生活パターンに応じて自由に選択できます。

最大の特徴は、毎月プラン変更が可能なため、結婚・出産・単身赴任・子育て・老後など、ライフステージが変わっても柔軟に対応できることです。

料金も大手電力会社と比べて抑えられているため、家計に優しい電気料金を実現できます。

時間帯が固定されるプランとは異なり、生活スタイルそのものに料金体系を合わせられる点が特に強みです。「4月から育休に入るから昼が安いプランに変更」「夏だけ在宅勤務が増えるからプランを切り替えたい」といった使い方が可能で、生活の変化に合わせて電気代を最適化し続けられます。

※生活パターンで選べる料金プラン

生活パターンで選べる料金プラン

引用元:シン・エナジー

シン・エナジーでは、時間帯別プランを含め、どのプランを選んでも初期費用0円・解約金0円で気軽に試せる点が魅力です。

昼間が安いプランを選んだ場合、洗濯機・食洗機・エアコン・掃除機など、昼間の発電が多い時間帯に家電を集中させれば、自然と電気代が抑えられます。夜間が安いプランなら、エコキュートの沸き上げ・蓄電池の充電・洗濯乾燥・食洗機といった家事を夜間に回すことで、効率的に節約できます。

「今の生活パターンに合ったプランを選ぶ」だけで自然と節約できるため、電力市場の変動を毎日チェックする必要もなく、家族全員が無理なく続けられます。

※太陽光発電との組み合わせで最大限の節約効果

太陽光発電との組み合わせで最大限の節約効果

シン・エナジーは、太陽光発電を設置している家庭に特におすすめの電力会社です。昼間が安いプランを選択すれば、太陽光で発電した電気を自家消費し、不足分だけ安い単価で購入することで、電気代を最小化できます。

メリット詳細
昼間の電気代を大幅削減太陽光発電の自家消費と昼間の安いプランで電気代を最小化
余剰電力を効率活用昼間に余った電力を売電し、夜間は安いプランで購入
蓄電池との相性◎昼間に貯めた電気を夜間の安い時間帯に系統電力と併用
FIT終了後も安心自家消費を最大化することで経済的メリットを維持
環境負荷の軽減再生可能エネルギー活用でCO2削減に貢献

特に、太陽光発電の余剰電力をEV(電気自動車)の充電や蓄電池への充電に活用すれば、電気代をほぼゼロに近づけることも可能です。

FIT(固定価格買取制度)期間が終了した家庭でも、自家消費を最大化することで経済的メリットを維持できます。

※ライフステージの変化に寄り添う柔軟性

ライフステージの変化に寄り添う柔軟性

シン・エナジーが支持される理由の一つに、さまざまな世帯に対応できる柔軟性があります。

ライフステージおすすめプラン
結婚・二人暮らし共働きなら夜間プラン、どちらかが在宅なら昼間プラン
出産・育児期間在宅時間が増えるため昼間が安いプランに切り替え
共働き復帰夜間の家事が増える場合は夜間プランへ
単身赴任新しい生活パターンに合わせてプラン変更
夫婦二人の生活使用量に応じてバランス型や昼間プランへ
リタイア・老後在宅時間が長くなるため昼間が安いプランが最適

こうした生活スタイルの変化に合わせて自由にプラン変更でき、さらに大手電力会社より料金が安いため、長く利用できる仕組みです。

地域貢献型の再生可能エネルギーの導入にも積極的で、「家計に優しい」「環境にも優しい」を両立できる点も、多くの家庭に選ばれている理由です。

初期費用0円・解約金0円・生活に合わせて毎月プラン変更OKと、ユーザーにとってリスクのない仕組みを整えています。電気料金も大手電力会社の標準単価より安いケースが多く、節約しながら安心して利用できる電力会社です。

3社の料金・特徴を徹底比較!わが家に合う電力会社の選び方

ここまでで3社それぞれの特徴を見てきましたが、「結局どこが自分に合うの?」と迷う方も多いはずです。そこで、基本料金の有無や単価設定を整理したうえで、実際の使用量を想定した料金シミュレーションを実施し、どの会社がおトクかをチェックしました。

また、基本料金・電力量単価・調整費・契約条件などを一覧で比較できる表も用意しているので、契約先を選ぶ際の参考にしてください。

各社の料金プランには、それぞれ異なる特徴があります。リボンエナジーは基本料金0円で割引が充実、Looopでんきは電力量料金が最安水準、シン・エナジーは生活スタイルに合わせて自由にプランを変更できる、といった違いがあります。

どの電力会社が最適かは、家庭の電気の使い方や生活リズム、太陽光発電・蓄電池の有無によって変わります。シミュレーション結果と一覧表を見比べながら、自分の家庭に合った電力会社を見つけましょう。

料金比較とシミュレーション結果

各社の料金プランをより公平に比較するため、東京電力エリア・4人世帯・月間使用量500kWhを想定してシミュレーションを行いました。今回は、太陽光発電による自家消費や売電は考慮せず、一般的なオール電化世帯の使い方を前提に比較しています。

  • 対象エリア:東京電力エリア
  • 世帯人数:4人
  • 契約容量:10kVA(10kW)
  • 月間使用量:500kWh
  • リボンエナジー:変動従量料金は2025年5月のJEPX平均単価(8.92円/kWh)で算出
  • Looopでんき:電源料金は2025年5月のJEPX平均単価(8.92円/kWh)で算出
  • シン・エナジーはデイタイム:150kWh(30%)、ライフタイム:200kWh(40%)、ナイトタイム:150kWh(30%)で算出

シミュレーションの結果、最もおトクだったのはリボンエナジー(14,140円)です。

基本料金が0円で、さらに割引制度がある点が大きな要因となっています。次いでLooopでんき(14,315円)もほぼ同水準の結果になりました。

こちらは基本料金こそかかるものの、電力量料金単価が安いことがコストを抑えた理由です。

リボンエナジーとLooopでんきはいずれも市場連動型プランのため、電気を使う時間帯を工夫すればさらに安くなる可能性もあります。逆に高い時間帯に使用すると電気代が上がるリスクもありますが、アプリや通知機能を活用すれば、効率的な運用が可能です。

一方、シン・エナジー(14,430円)はやや割高になりました。調整費が発生することや、自家消費を行う時間に単価が高くなる点が影響しています。

ただし、時間帯別の単価が固定されているため、計画的な運用がしやすいというメリットもあります。

なお、今回の試算は太陽光発電による自家消費や売電を含めず、一般的なオール電化世帯の使い方を前提にしています。

3社とも、今後自家消費をうまく組み合わせることで、さらに電気代を下げられる余地があるといえます。

基本料金・単価・調整費・契約縛りを一覧で比較

3社の料金プランを一覧表で比較します。基本料金の有無、電力量料金の仕組み、調整費の扱い、契約期間の縛りなど、重要なポイントをまとめました。

※東京電力エリアを参考に記載。電力エリアによって単価は異なります。

3社とも契約期間の縛りや解約金がないため、気軽に試して比較できるのも安心です。

自分の家庭の電気の使い方や生活リズムに合わせて、最適な電力会社を選びましょう。

オール電化と太陽光発電を組み合わせるメリット

オール電化と太陽光発電の組み合わせは、光熱費の大幅削減と生活の質向上を同時に実現できる理想的な選択肢です。

ガスを使用せず、家庭で必要なエネルギーをすべて電気でまかなうオール電化住宅に、太陽光発電を導入することで、電気の使い方次第で毎月の光熱費を大きく削減できます。

特に、電力会社から購入する電気を減らし、太陽光で発電した電気を自家消費することで、電気代の節約効果は飛躍的に高まります。さらに、余った電気は売電できるため、収入を得ながら初期費用の回収も可能です。

このセクションでは、オール電化と太陽光発電を組み合わせる主なメリットを3つ紹介します。

①光熱費の大幅削減と売電収入が得られる

光熱費の大幅削減と売電収入が得られる

太陽光発電で作った電気を自宅で消費すれば、電力会社から購入する電気が減るため、光熱費の削減につながります。さらに、蓄電池を活用したり、電気料金プランを見直したりすれば、さらに料金を抑えられます。

例えば、オール電化住宅では深夜電力プランとの組み合わせがおすすめです。エコキュートを導入していれば、電気料金が安い深夜にお湯を沸かしておけるためです。深夜に沸かしたお湯は、お風呂や料理に使用でき、日中の高い電気代を避けながら快適な生活を維持できます。

また、太陽光発電で作った電気が余った場合は、電力会社への売電も可能です。

余剰電力の買取価格は、経済産業省の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」により、一定の期間は買取価格が保証されています。

買い取ってもらった余剰電力は、生活費の補填や太陽光発電の初期費用の回収にまわすのがおすすめです。ただし、近年は売電価格が下落傾向にあるため、売電よりも自家消費を優先したほうが経済的メリットが大きいケースが増えています。

なお、売電収入を得るためには電力会社と経済産業省への手続きが必要になるため、忘れずに申請しましょう。

②蓄電池との組み合わせで夜間の電気も確保

蓄電池との組み合わせで夜間の電気も確保

太陽光発電で発電した電気は、蓄電池に充電することで、夜間や雨の日にも活用できます。蓄電池に充電した電気を、電気料金が高い時間帯に利用すれば節電できるため、オール電化×太陽光の効果を最大限に引き出せます。

また、蓄電池は深夜電力プランとの組み合わせがおすすめです。深夜の安い料金で電気を購入して蓄電池に充電し、料金の高い日中は蓄電池で家庭の電力をまかなえます。

この運用により、電気代を大幅に削減できます。

さらに、蓄電池は災害時の備えとしても有効です。停電が発生した場合でも、蓄電池に貯めておいた電気を使用できるため、オール電化住宅でも安心です。

東日本大震災以降、蓄電池の導入を検討する家庭が増えている背景には、こうした非常時対応のニーズがあります。

蓄電池の導入費用は1kWhあたり18.7万円が平均ですが、国や自治体の補助金を活用すれば、費用を抑えることが可能です。

太陽光発電と蓄電池、そしてオール電化の3つを組み合わせることで、電気の自給自足に近い生活を実現できます。

③光熱費を電気代1つにまとめて安全性も向上

光熱費を電気代1つにまとめて安全性も向上

住宅をオール電化にすれば、コンロや給湯器も電力でまかなうため、ガス料金はかかりません。ガス会社と電力会社、別々に料金を支払う必要がなくなり、光熱費の管理が楽になります。請求書も電気代1つにまとまるため、家計管理がシンプルになる点も魅力です。

一方で、光熱費を電力にまとめた分、月々の電気料金は高くなります。ライフスタイルに合わせて電力プランを切り替えたり、省エネ家電を活用したりして、工夫して電気料金を節約しましょう。

特に、太陽光発電との組み合わせにより、電気代の増加分を相殺できる可能性があります。

さらに、オール電化の住宅では火を使わないため、火災のリスクが下がります

東京消防庁によると、令和4年度の住宅火災の主な要因は、「こんろ」が318件(19.7%)と最も多いです。しかし、オール電化では調理で火を扱わなくなり、ガス漏れの心配もなくなるため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心です。

IHクッキングヒーターは、火を使わないため調理中の火傷のリスクも低く、高齢者のいる家庭でも安全に使えます。また、掃除も簡単で、フラットな天板をサッと拭くだけで清潔に保てる点も好評です。

安全性と利便性の両面で、オール電化は家族の安心を支える選択肢といえます。

オール電化と太陽光発電を組み合わせるデメリットと対策

オール電化と太陽光発電の組み合わせはメリットが多い一方で、デメリットも存在します。太陽光発電の導入には手間もお金もかかるため、デメリットまで把握してから判断・検討することが重要です。

主なデメリットは、高額な初期費用、昼間の電気代が割高になる料金プラン、そして天気や季節による発電量の変動です。しかし、これらのデメリットは適切な対策を講じることで軽減できます

補助金の活用、蓄電池との併用、電力会社の見直しなど、具体的な対策を知っておくことで、安心して導入を進められます。

①高い初期費用がかかる問題への対処法

高い初期費用がかかる問題への対処法

太陽光発電の設置費用は、決して安くありません。2023年の設置費用の相場は112〜140万円です。初期費用の内訳は、太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの設備費に加え、設置工事の費用があります。

さらに、オール電化設備や蓄電池も導入する場合は、合計で200万円以上の費用がかかるケースも珍しくありません。

しかし、初期費用はかかるものの、太陽光発電の設置を推進している自治体も多くあるため、補助金を活用すれば費用の削減が可能です。

国の補助金に加えて、都道府県や市区町村が独自の補助金制度を設けているケースもあるため、複数の補助金を組み合わせることで、数十万円単位で費用を抑えられることもあります

また、予算によっては太陽光パネルの設置面積を減らす、設置場所を工夫するといった手段も考えられます。屋根の形状や日当たりの良い場所を優先的に活用することで、少ない枚数でも効率よく発電できます。

さらに、リースやPPA(電力購入契約)事業を活用する方法もあります。初期費用0円で太陽光発電を導入できるため、まとまった資金がない家庭でも導入しやすい仕組みです。

ただし、長期契約になる点や、設備の所有権が自分にならない点など、注意すべきポイントもあるため、契約内容をよく確認しましょう。

②昼間の電気代が割高になる電気プランの注意点

昼間の電気代が割高になる電気プランの注意点

オール電化住宅の電気料金は一般の電気料金プランと違い、時間帯によって電気料金が変動します。夜間や休日など、電気需要の少ない時間帯は割安ですが、日中の電気代が割高です。

日中に多く電気を使ってしまうと、単価の高い時間帯に負担が集中し、電気代がかさむ原因になります。

例えば、在宅ワークで昼間にエアコン・パソコン・照明などを長時間使っていたり、洗濯機や食洗機を日中に回していたりすると、太陽光の発電だけではまかないきれない量の電気を使ってしまうケースがあります。

しかし、蓄電池と電力会社の深夜プランを活用すれば対策が可能です。深夜は電力需要が減少するため、電力会社が深夜の電気代を安くするプランを設けています。

蓄電池を導入し、深夜に充電した電気を日中に利用すれば、割高な電気代を抑えられます

また、電力会社の選び方も重要です。市場連動型プランを提供している電力会社なら、日中でも市場価格が安い時間帯があるため、その時間帯に電気を使うことで電気代を削減できます。

リボンエナジーやLooopでんきのように、安い時間帯を通知してくれるアプリを活用すれば、効率的な運用が可能です。

③天気や季節で発電量が変動するリスク

天気や季節で発電量が変動するリスク

太陽光発電は、天気や季節によって発電量が大きく変動します。晴れた日は十分な電気を発電できますが、曇りや雨の日は発電量が減少します。特に梅雨の時期や冬場は日照時間が短くなるため、発電量が少なくなりがちです。

例えば、夏場は日照時間が長く、1日あたり15〜20kWhの発電が期待できる一方、冬場は日照時間が短く、1日あたり5〜10kWh程度に減少することもあります。

このように、季節による発電量の差は2〜3倍になることもあり、安定した電力供給が難しい点がデメリットです。

しかし、蓄電池を導入しておけば、発電量が多い日に余った電気を貯めておき、発電量が少ない日や夜間に使用できます。

これにより、天気や季節による発電量の変動リスクを軽減できます。

また、発電量が少ない時期でも電気代を抑えるためには、電力会社の選び方が重要です。市場連動型プランなら、電気の使用量が少ない時期でも安い時間帯を狙って電気を使うことで、電気代を抑えられます。さらに、省エネ家電の導入や節電の工夫も効果的です。

太陽光発電の発電量は天気や季節に左右されるため、年間を通して安定した収支を見込むのは難しい面があります。

しかし、蓄電池の活用や電力会社の見直し、節電の工夫を組み合わせることで、デメリットを最小限に抑えながら、メリットを最大限に活かすことが可能です。

見直しポイント!オール電化×太陽光の効果を最大化する方法

「もっと電気代を下げられるんじゃないか?」「ちゃんと太陽光や蓄電池を活かせているのか不安…」こうした悩みを抱えている方は少なくありません。電気を使う時間帯や契約している料金プランの内容次第では、思ったほど効果が出ないケースもあります。

また、卒FITの方や2018年以降にFITに加入した方の多くは、売電単価が下がっているため、売るより自家消費したほうが割安になるケースも増えています。

そのため、売電を優先する設定のまま使い続けていると、太陽光のメリットを活かしきれない可能性もあります。

①日中の使用量が多く電気代が割高になっているケース

日中の使用量が多く電気代が割高になっているケース

オール電化向けの料金プランは、深夜帯の単価が安く、日中は高めに設定されているのが一般的です。日中に多く電気を使ってしまうと、単価の高い時間帯に負担が集中し、電気代がかさむ原因になります。

例えば、昼間に洗濯機や食洗機をまわしたり、在宅ワークでエアコン・パソコン・照明などを長時間使っていたりすると、太陽光の発電だけではまかないきれない量の電気を使ってしまうケースがあります。

特に、曇りや雨で太陽光の発電量が少ない日に、日中の電力使用が多いと、単価の高い時間帯に高い電気代を払ってしまうことになります。

よくある状況としては、以下のようなケースがあります。

  • 曇りや雨で太陽光の発電量が少ない日に、日中の電力使用が多い
  • 在宅ワークや家事で、昼間に複数の家電を稼働させている
  • 子どもの長期休みなどで在宅時間が増えている

昼間の電気使用量が多いと、単価の高い時間帯に高い電気代を払ってしまっていることになります。

時間帯ごとの単価と、自宅の使用状況が合っているかを見直すだけでも、オール電化と太陽光の組み合わせをもっと効果的に活かすヒントになります。

見直しポイントとしては

  • 昼間の使用量が多くなっていないかチェックする
  • 単価の高い時間帯と自宅の使用パターンが合っているか確認する
  • 昼間の家電使用を抑えられるタイミングがないか見直す
  • 電力会社の「時間帯別単価」や「料金表」を見直してみる

といった方法があります。

②売電を重視しすぎて自家消費を活かせていない問題

売電を重視しすぎて自家消費を活かせていない問題

太陽光発電を導入した当初は、「発電した電気は売ったほうがおトク」という考えが主流でした。

FIT(固定価格買取制度)の初期は売電単価が40円前後と非常に高く、電気を売ることで得られる収入が魅力的でした。

しかし現在は状況が大きく変わっています。2016年以降にFITを始めた家庭でも売電単価は31円/kWh、2018年以降は26円/kWh、2025年には15円/kWhまで下落しています。

さらに、卒FITを迎えた家庭では、売電単価が7〜9円/kWh程度まで下がっています。

一方で、電力量料金の単価は、昼間なら30〜40円/kWh、夜間でも25〜30円/kWhが目安です。

こうした状況では、発電した電気は「売る」よりも「自分で使う」方がおトクになってきています。

売電を前提とした意識や使い方のままでは、せっかくの自家消費のチャンスを逃してしまう可能性があります。よくある状況としては、FIT初期の「売った方が得」という認識のまま運用している、自家消費を増やす工夫をしておらず、割安な価格で売るだけになっている、といったケースがあります。

売電価格が下がっている今だからこそ、「どれだけ売るか」ではなく「どれだけ自分で使えるか」を意識することが、電気代を見直すうえで重要です。

見直しポイントとしては

  • 売電単価と昼間・夜間の電気料金単価を比較してみる
  • 昼間に自家消費を増やせる家電(洗濯機、食洗機など)を活用する
  • 卒FIT・2018年以降にFIT加入の方は特に確認する

といった方法があります。

③オール電化ゆえの落とし穴とその解決策

オール電化ゆえの落とし穴とその解決策

電気の使い方だけでなく、オール電化という仕組みそのものが、高くなりやすい原因になっているケースも少なくありません。オール電化特有のコストに注意が必要です。

まず、基本料金が高くなりがちです。IHクッキングヒーターやエコキュート、床暖房など、使用する電気設備が多いため、契約容量(kVA)が大きくなり、基本料金が上がりやすくなります。

一般的な家庭の契約容量が40〜60Aなのに対し、オール電化住宅では10kVA(100A相当)以上になることも珍しくありません。

次に、調整費の影響を受けやすい点があります。使用量が多いため、燃料費調整額や電源調達調整費などの「変動費」の影響を受けやすく、月ごとの電気代にばらつきが出やすくなります。

特に、燃料価格が高騰している時期は、この影響が大きくなります。

さらに、再エネ賦課金の負担も大きくなります。再生可能エネルギーの普及を目的に、すべての契約者に一律で上乗せされる「再エネ賦課金」は、使用量が多い家庭ほど、結果として負担額も大きくなります。

2025年度の単価は3.98円/kWhと過去最高水準です。月間500kWh使用する家庭なら、再エネ賦課金だけで約1,990円の負担になります。

見直しポイントとしては、契約容量(kVA)が現在の暮らしに合っているか確認する、調整費や燃料費が明確に加減算されるプランを検討する、電気使用量を抑えるだけでなく、「電気代の構造」にも着目する、といった方法があります。

基本料金0円のリボンエナジーや、調整費0円のLooopでんきなど、オール電化特有のコストを削減できる電力会社を選ぶことも有効な対策です。

オール電化×太陽光で電気代はいくらになる?

オール電化と太陽光発電を組み合わせた場合、実際に電気代はどれくらいになるのでしょうか。太陽光発電の有無で、月々の電気代は大きく変わります

このセクションでは、具体的なシミュレーション結果をもとに、太陽光発電ありと太陽光発電なしの電気代を比較します。

また、電気代を0円に近づけるためには、自家消費と売電のバランスが重要です。売電価格が下がっている現在、発電した電気をどれだけ自分で使えるかが節約の鍵となります。

オール電化の電気代平均|太陽光あり・なしで比較

まず、オール電化で太陽光発電なしの場合の電気代を見てみましょう。大手電力会社が発表している月々平均の電気代は次の通りになっています。

世帯の人数電気代(月)
太陽光発電なしの1人暮らし10,777円
太陽光発電なしの2人暮らし13,406円
太陽光発電なしの3人暮らし14,835円
太陽光発電なしの4人暮らし以上16,533円

次に、オール電化で太陽光発電を導入している家庭の電気代を試算してみます。

  • 住宅に設置されている太陽光発電の平均容量は「4〜5kW」
  • 一般的な家庭の太陽光発電の年間の平均発電量は1kWあたり「1,000kWh」
  • 電力料金は「1kWh=31円」

太陽光発電の容量が「4kW」の場合、年間の発電量は「4,000kWh」です。そして「4,000kWh」を月間の発電量にすると、1月あたり「333kWh」になります。

つまり・・・・

333kWh × 31円/kWh = 10,323円となります。

前述の「太陽光発電なしの4人暮らし以上世帯」と比較すると、月間6,000円以上の電気代を削減できるとわかります。

年間では約72,000円の節約効果です。

なお、家族構成や環境によってシミュレーション結果も異なるため、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

太陽光発電の導入により、電気代を大幅に削減できる可能性がありますが、初期費用や発電量の変動なども考慮する必要があります。また、電力会社の選び方次第で、さらに節約効果を高められる点も重要です。

電気代を0円に近づけるための自家消費と売電のバランス

電気代を0円に近づけるためには、太陽光発電で作った電気をどう活用するかが重要です。自家消費、蓄電、売電の3つをバランスよく組み合わせることで、電気代を大幅に削減できます。

電気代を0円に近づけるための理想的なバランスは、以下のとおりです。

  • 日中は太陽光発電で自家消費を最大化
  • 余った電気は蓄電池に充電して夜間に使用
  • それでも余った電気は売電して基本料金をカバー

まず、オール電化でかかる電力の内訳を理解しましょう。

オール電化住宅では、IHクッキングヒーター、エコキュート、床暖房、エアコンなど、すべて電気でまかないます。一般的な4人家族のオール電化住宅では、月間400〜500kWh程度の電気を使用します。

太陽光発電の容量が4kWの場合、月間約333kWhを発電できるため、理論上はかなりの部分を自家消費でまかなえる計算です。しかし、太陽光発電は日中しか発電できないため、夜間の電気をどう確保するかがポイントになります。

ここで蓄電池の出番です。蓄電池で夜間の電気を確保することで、日中に発電した電気を蓄電池に貯めておき、夜間や発電量が少ない時間帯に使用できます。

例えば、日中に10kWhを蓄電池に貯めておけば、夜間の電気使用量の大部分をまかなえます。これにより、電力会社から購入する電気を最小限に抑えられます。

さらに、売電で電気代の基本料金をカバーする方法もあります。太陽光発電で作った電気が余った場合、電力会社に売電できます。

ただし、現在の売電価格は卒FITで7〜9円/kWh、2018年以降のFIT加入で15〜26円/kWh程度です。

一方、電力会社から電気を購入する場合の単価は30〜40円/kWhのため、売るよりも自分で使ったほうが経済的メリットが大きいのが現状です。そのため、余剰電力を売電するよりも、できるだけ自家消費に回すことをおすすめします。

このように、自家消費を最優先にし、蓄電池で夜間の電気を確保し、余剰分を売電に回すという順序で考えることが、電気代を最小限に抑える最も効果的な方法です。

特に、基本料金0円のリボンエナジーのような電力会社を選べば、固定費を削減しながら、自家消費の効果を最大限に活かせます。

オール電化×太陽光の導入前に知っておきたい将来性

オール電化と太陽光発電を導入する前に、今後の制度変更や市場動向を理解しておくことが重要です。太陽光発電の設置義務化の検討、オール電化住宅の電気代高騰リスク、円安や電力市場の変動など、将来的な影響を考慮することで、より賢い選択ができます。

このセクションでは、導入を検討する際に知っておきたい将来性について解説します。制度の動向や市場リスクを把握し、長期的な視点で導入を判断しましょう。

太陽光の設置は義務化が検討中

政府は、新築住宅への太陽光発電設置の義務化を検討しています。2030年のカーボンニュートラル実現に向けて、再生可能エネルギーの普及を加速させる狙いがあります。

すでに東京都では、2025年4月から新築住宅への太陽光発電設置を義務化する条例が施行されています。

太陽光発電の設置義務化が全国的に広がれば、新築時の初期費用は増加しますが、長期的には光熱費の削減や売電収入によって回収できる可能性があります。

また、義務化に伴い補助金制度も拡充される見込みがあるため、導入のハードルは下がる可能性があります。

今後、太陽光発電は「あったほうが良い設備」から「標準装備」へと変わっていく可能性が高いです。早めに導入することで、義務化前の補助金や優遇制度を活用できるメリットもあります。

オール電化だけでは光熱費が増額の恐れ

オール電化住宅は、すべてのエネルギーを電気でまかなうため、電気代の高騰がそのまま家計に直撃します。近年、燃料価格の高騰や再エネ賦課金の増加により、電気代は上昇傾向にあります。2025年度の再エネ賦課金は3.98円/kWhと過去最高水準です。

オール電化だけを導入した場合、ガス代はなくなりますが、電気代が大幅に増加するため、トータルの光熱費が以前より高くなるケースもあります。

特に、電気料金が高い時間帯に多く電気を使う家庭では、光熱費の増額リスクが高いです。

しかし、太陽光発電を組み合わせることで、このリスクを大幅に軽減できます。自家消費により電力会社から購入する電気を減らせるため、電気代高騰の影響を受けにくくなります。

オール電化を導入する際は、太陽光発電とセットで検討することを強くおすすめします。

円安や電力市場の変動リスクへの備え

近年の円安により、燃料の輸入価格が上昇し、電気代が高騰しています。日本の電力は火力発電の割合が高く、燃料の多くを輸入に頼っているため、為替相場の影響を受けやすい構造になっています。

また、一部の新電力会社が経営難で倒産したり、サービスを終了したりするケースも発生しています。電力市場の変動により、安定した電力供給や料金プランの維持が難しくなる可能性もあります。

こうしたリスクに備えるためには、以下の対策が有効です。

  • 太陽光発電と蓄電池を導入し、電力の自給自足率を高める
  • 市場連動型プランを選ぶ場合は、価格変動を常に確認する
  • 信頼性の高い電力会社を選び、経営状況もチェックする
  • 契約期間の縛りがない電力会社を選び、柔軟に切り替えられるようにする

太陽光発電を導入しておけば、電力市場の変動や円安の影響を受けにくくなります。エネルギーの自給自足を進めることが、将来的なリスクヘッジにつながります。

電力会社の切り替えに関するよくある質問

電気の切り替えに伴った停電のリスクは高くなるのか?

電力会社を切り替えても、送配電を行うのはこれまでと同じ地域の電力会社(東京電力や関西電力など)です。そのため、契約先を変えても電気の品質や安定性は変わらず、停電リスクが増えることもありません。

電力会社を切り替えるということは、「電気を誰から買うか」を変えるだけで、「電気を誰が届けるか」は変わりません。電線や電柱などのインフラは、地域の送配電事業者が引き続き管理するため、電気の供給品質に一切影響はありません。

手続きも、基本的には新しい電力会社の申込フォームから必要情報(お客さま番号や供給地点番号)を入力するだけです。これらの情報は、現在の電力会社から届いている検針票や請求書に記載されています。

スマートメーターが未設置の場合でも、無料で取り付けてもらえるので安心です。スマートメーターの設置工事は、原則として立ち会い不要で、30分程度で完了します。工事費用も無料のため、追加の負担はありません。

切り替えにかかる期間は、申し込みから2週間〜1か月程度が目安です。切り替え日は電力会社が調整してくれるため、利用者が特別な作業をする必要はありません。

太陽光発電の売電契約はそのままでOK?

太陽光発電を設置している家庭の場合、売電契約は基本的に切り替えとは別契約として継続できます。つまり、電気の購入先だけを新しい電力会社に切り替え、売電は従来の契約先(地域の電力会社)にそのまま売り続けることが可能です。

例えば、東京電力から電気を購入していて、余剰電力も東京電力に売電していた場合、電気の購入先をリボンエナジーに切り替えても、売電契約は東京電力のまま継続できます。これにより、電気の購入と売電を別々の会社で管理することになりますが、特に問題はありません。

ただし、電力会社によっては電気の購入と売電をセットで契約するプランを提示してくる場合もあります。例えば、Looopでんきでは、電気の購入と売電を1社で完結できるプランを提供しています。この場合、売電額は電気料金からの割引として反映されるため、管理が楽になるメリットがあります。

売電契約を変更するかどうかは、現在の売電単価と新しい電力会社が提示する売電単価を比較して判断しましょう。切り替え前に確認しておくと安心です。特に、FIT契約中の場合は、売電単価が固定されているため、慎重に検討する必要があります。

太陽光発電の売電で確定申告が必要になる可能性はあるのか?

太陽光発電で売電収入を得ている場合、一定の条件を満たすと確定申告が必要になります。会社員などの給与所得者の場合、売電による所得が年間20万円を超えると、確定申告が必要です。

売電による所得は、「雑所得」または「事業所得」として扱われます。一般的な家庭用太陽光発電(10kW未満)の場合は、雑所得として申告するケースが多いです。売電所得の計算方法は、売電収入から必要経費を差し引いた金額が所得となります。

必要経費として認められるものには、以下のようなものがあります。

  • 太陽光発電設備の減価償却費
  • メンテナンス費用
  • 固定資産税(設備にかかる分)
  • ローンの金利(設備購入のためのローンの場合)

例えば、年間の売電収入が30万円で、必要経費が12万円の場合、売電所得は18万円となり、20万円以下のため確定申告は不要です。しかし、売電収入が40万円で必要経費が15万円の場合、売電所得は25万円となり、確定申告が必要になります。

また、給与所得者以外の方(自営業者や年金受給者など)は、売電所得の金額にかかわらず確定申告が必要です。売電を開始したら、収入と経費をしっかり記録しておくことをおすすめします。

まとめ|電力会社を変えるだけで太陽光の効果はもっと活きる

太陽光発電や蓄電池を導入していても、その効果を十分に活かしきれていない家庭は少なくありません。実は、電力会社との「相性」によって、同じ発電量でも電気代は大きく変わります

時間帯別料金や市場連動型プランなど、料金設計は会社によってさまざまです。自家消費に合う仕組みを選べば、売電だけに頼らず、日常の電気代を着実に削減できます。

本記事で紹介した3社の電力会社は、それぞれ異なる特徴があります。

リボンエナジーは基本料金0円で割引が充実、Looopでんきは電力量料金が最安水準でアプリ管理が便利、シン・エナジーは時間帯別の固定単価でわかりやすい、といった違いがあります。

どの電力会社が最適かは、家庭の電気の使い方や生活リズム、太陽光発電・蓄電池の有無によって変わります。シミュレーション結果を参考に、自分の家庭に合った電力会社を選びましょう。

切り替えの手続きはオンラインで完結し、面倒な解約連絡も不要です。今の暮らしに合ったプランを選ぶだけで、今よりおトクになる可能性は十分あります

オール電化×太陽光の組み合わせは、光熱費の削減だけでなく、環境にも優しく、将来的なエネルギー価格の変動リスクにも備えられる選択肢です。

電力会社を見直すことで、太陽光発電の効果をさらに高め、快適で経済的な暮らしを実現しましょう。

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